Digital Transformation

デジタルで、
学びを変える。

Semiosis 株式会社のデジタルトランスフォーメーションへの取り組みについて、
経営方針・戦略・体制を公開しています。

最終更新:2026年3月 / 代表取締役による承認済

Vision

01 ─ 経営ビジョン・ビジネスモデルの方向性

「学ぶ人の数だけ、
最適な教材がある。」

デジタル技術の進化は、教育の世界に大きな変化をもたらしています。 かつては教師と教室の中でしか実現できなかった「個別最適な学び」が、 スマートフォン一台で、いつでも・どこでも・誰にでも届けられる時代になりました。

私たちSemiosisは、この変化を「技術の問題」ではなく「人の問題」として捉えています。 日本で働くことを目指す外国人学習者が、自分のペースで、 自分の言葉で、確かに日本語を習得できる環境を整えること—— それが私たちの経営ビジョンです。

データとデジタル技術を学習設計の核心に置き、 教師の知恵とテクノロジーが融合した次世代の教育プラットフォームを構築していきます。

ビジネスモデルの方向性

日本語学習アプリ「Magic Pocket」を中核として、 ベトナム・インドネシア等のアジア各国の送り出し機関への B2Bプラットフォーム提供に軸足を移していきます。

学習データを継続的に収集・分析し、コンテンツの質を自律的に改善していく データドリブンな仕組みが、競争優位の源泉です。 2027年の在留資格制度改正を見据え、外国人材の日本語力向上という 社会課題に正面から取り組みます。

Strategy & Structure

Strategy

02 ─ DXを活用した戦略

上記ビジョンを実現するため、Semiosisは以下の三つの軸でDX戦略を推進します。

01

学習のパーソナライズ化

学習者の進捗データ・習熟度データをリアルタイムで収集し、 AIによるコンテンツ推薦と難易度調整を実装します。 一人ひとりに最適化された学習体験が、定着率の飛躍的向上をもたらします。

02

教材制作のデジタル化

既存のFinger Boardプラットフォームで培ったタッチ型電子教材の技術を発展させ、 送り出し機関の教師が現地語で教材を作成・共有できる クラウドベースの制作環境を整備します。

03

グローバル展開の加速

ベトナム・インドネシアを皮切りに、送り出し機関との直接契約を推進。 現地語対応のサポート体制とデジタルオンボーディングにより、 国境を越えたスケーラブルな展開を実現します。

04

データ基盤の構築

学習ログ・合格率・継続率などの指標を一元管理するダッシュボードを構築し、 プロダクト改善のサイクルを高速化します。 社内意思決定においてもデータを判断根拠の中心に据えます。

People

02-① ─ DX推進に必要な体制・組織及び人材の育成・確保

代表取締役が、エンジニア兼経営者として製品開発から事業戦略まで一体的に推進しています。 技術と経営が分断されない体制が、私たちの最大の強みです。

プロダクト開発においては、外部のデザイナー・語学教育の専門家・現地コーディネーターと協業し、 必要な専門性を機動的に取り込む体制を整えています。 社内では、代表が中心となってデータ分析・機能設計・品質管理を担いながら、 外部パートナーとのナレッジ共有を通じてチーム全体のデジタルリテラシーを高めていきます。

今後の事業拡大に伴い、国内外でのデジタル人材の採用・育成を計画しており、 語学教育の知見とITスキルを併せ持つ人材を重点的に確保していく方針です。

Infrastructure

02-② ─ ITシステム環境の整備に向けた方策

アプリケーションはiOS / Android向けのモバイルファーストで設計し、 バックエンドはクラウドネイティブなアーキテクチャで運用しています。 スケーラビリティと可用性を両立させる構成が、グローバル展開の基盤となります。

セキュリティ対策については、IPAが提供するSECURITY ACTIONの二つ星を取得し、 基本的なサイバーセキュリティ対策の実施を宣言しています。 利用者の学習データは暗号化して保管し、個人情報保護法に準拠した 適切な管理を徹底しています。

今後は、AI機能の実装に伴うデータパイプラインの整備、 および多言語・多通貨対応の決済基盤を段階的に導入していく予定です。

SECURITY ACTION ★★ 二つ星 IPA推奨のサイバーセキュリティ対策を宣言・実施しています

Indicators

03 ─ DX戦略の達成度を測る指標

戦略の推進状況を定量的に把握するため、以下の指標を設定しています。

KGI 最終目標指標
2027年度末までに、海外送り出し機関20社以上への導入を達成する。
日本語能力試験(JLPT)N4以上の合格率において、従来の紙教材比で20%以上の向上を実現する。
KPI — 普及 導入・利用状況
2026年度:送り出し機関 5社への導入 / 月間アクティブユーザー 2,000人
2027年度:送り出し機関 20社への展開 / 月間アクティブユーザー 10,000人
KPI — 品質 学習効果・継続率
学習継続率(30日):60%以上を維持
コンテンツ満足度スコア:4.0以上(5点満点)
AI推薦機能による個別最適化の実装:2026年度内
KPI — 開発 プロダクト・技術
ベトナム語・インドネシア語対応版リリース:2026年度第2四半期
学習データダッシュボード(送り出し機関向け)の提供開始:2026年度内
AIアダプティブラーニング機能のβ版提供:2027年度第1四半期

Message

04 ─ 経営者からのメッセージ

私がSemiosisを立ち上げたのは、「教材は、もっと教師の手で作れるべきだ」という シンプルな確信からでした。その想いは今も変わっていませんが、 私たちが向き合う課題は、より大きく、より複雑になっています。

日本で働くことを夢見て、異国の語学学校で日本語を学ぶ若者たちがいます。 かれらの学びの質は、教師の腕前や教室の設備に、あまりにも大きく左右されてきました。 デジタル技術は、この不平等を解消する力を持っています。 学習者一人ひとりの理解度に合わせた教材が、スマートフォンの中で動き続ける—— そんな未来は、もう手の届くところにあります。

私たちのDX戦略は、壮大な技術革新ではありません。 「ちゃんと学べる環境を、届けたい人に届ける」という現場の感覚を、 テクノロジーで実現し続けることです。 データを読み、現場の声を聞き、プロダクトを磨いていく。 その地道な積み重ねが、私たちの変革の本質だと考えています。

日本語教育という領域から、私たちはデジタルによって自らのビジネスを変え、 社会に貢献していきます。

代表取締役
Semiosis 株式会社

Semiosis 代表